レオナルドと神秘思想ー作品調査の現場から(概要)

第396回例会

・日時:2013年6月14日(金)19:00-21:00

・場所:南青山会館2階大会議室

・講師:池上 英洋 東京造形大学

・演題:レオナルドと神秘思想ー作品調査の現場から


 南青山会館にて第396回例会が行われました。講師は東京造形大学准教授の池上英洋先生で演題は「レオナルドと神秘思想ー作品調査の現場から」でした。今回のご講演内容は多分にオフレコ的要素があり、MLにも詳細には書けませんがレオナルドの作品とされているある作品の真贋に関するフランスの調査チームとの共同研究の成果を学術的歴史的事実、また科学的調査の結果などをもとに説明され、また晩年のレオナルド、レオナデルスキと呼ばれる彼の弟子、追随者たちが作品に示した両性具有性と当時の王朝で研究されていた錬金術、グノーシス主義との関連性について「洗礼者ヨハネ」を中心に様々な作品、スケッチ画などを示しながらご説明くださいました。テレビ番組をみているかのような流暢なプレゼンテーションで私だけでなく聴衆の皆様も大いに楽しめたのではないでしょうか。池上先生、ありがとうございました。 (岡田)