2010年 講演会レポート

イタリアの議会と選挙(概要)

第367回例会報告

・日時:2010年12月13日(月)19:00-21:00

・講師:芦田 淳 国立国会図書館課長補佐

・演題:イタリアの議会と選挙

・場所:南青山会館2階大会議室


 講師は元イタリア研究会運営委員で、昨年フィレンツェ大学への2年間の留学から戻られた国立国会図書館・課長補佐の芦田淳さんです。演題は「イタリアの議会と選挙」で、渋い演題のため、聴衆の集まりが心配されましたが、さすがイタリア研究会、雨の中おおぜいの聴衆が集まりました。芦田さんは選挙制度よりもイタリアの議会制に重点を置き、その成立の経緯、その機能、そしてEU議会や州議会との関係について語ってくれました。日本に非常に良く似た二院制をとるイタリアの議会がその成立と機能において、日本の議会とはどのように異なっているのか、EUへの加盟と地方自治体の権限の拡大が議会にどのような影響を与えているのか、そしてイタリアの議会制度はどこに向かおうとしているのか、などきわめて興味深いテーマについて、該博な知識を元に話をして下さり、固いテーマにもかかわらず聴衆を引きつけました。講演後の質疑応答でも、非常に多くの質問が続出し、イタリア研究会会員のイタリア政治への関心の高さを改めて感じさせました。芦田さんありがとうございました。(橋都) 

ぺルゴレージとの空想的遭遇(概要)

第366回例会報告

・日時:2010年11月17日(水)19:00-21:00

・講師:ダリオ・ポニッスィ(騎士)

・演題:ぺルゴレージとの空想的遭遇

・場所:東京文化会館4階大会議室


 今年はイタリアの作曲家,ペルゴレージの生誕300年です。日本ではさすがにメンデルスゾーン(昨年生誕200年),ショパン(今年生誕200年)ほどの盛り上がりがないのですが,イタリア研究会として取り上げないわけにはいきません。というわけで,昨日のイタリア研究会第366回例会の演題は「ペルゴレージとの空想的遭遇」でした。講師は,オペラ演出家,俳優,歌手,エッセイストとして多彩な活躍をしているダリオ・ポニッスィ氏(カヴァリエーレ)です。ダリオさんは,この26歳で亡くなった知られざる作曲家の生涯と作品について,熱く語ってくれましたが,とくに彼がモーツァルトに与えた影響について,2人の作品を聞き比べながら,その影響の大きさを指摘されました。たしかにモーツァルトの「レクイエム」とペルゴレージの「ミゼレーレ」,モーツァルトの「魔笛・序曲」とペルゴレージの「シンフォニエッタ」の類似性は驚くべきもので,モーツァルトがペルゴレージを敬愛していたことを聴衆に納得させるだけのものがありました。さらに,ダリオさんは,かの有名な「ニーナの死」をギターの弾き語りで熱唱して喝采を浴びました。また最後には,世界でも初公開という,ペルゴレージの在世中に描かれた可能性のある,世界唯一の彼の肖像画候補までが登場して,聴衆をあっと言わせました。公演後の質問では,「モーツァルトとペルゴレージが,フリーメーソンを介してつながっていた可能性」や「ペルゴレージのオペラはナポリ方言で書かれたのか,イタリア語で書かれたのか」など,的確で鋭い質問が続出し,ダリオさんも驚きながらも,それに答えるのを楽しんでいたようでした。ダリオさん,楽しい充実したお話をありがとうございました。(橋都)

イタリア・ロマネスクの建築と芸術(概要)

第365回例会報告

・日時:2010年10月22日(金)19:00-21:00

・講師:池田 健二 美術史家・上智大学講師

・演題:イタリア・ロマネスクの建築と芸術

・場所:南青山会館2階会議室


 池田さんはご自分で撮影された美しい写真を多数示しながら、イタリア・ロマネスクの魅力を熱く語って下さいました。ヨーロッパ美術の中心は何といってもギリシャ、ローマ時代の古典美術からその復興としてのルネッサンス美術、さらにそれを受け継ぐアカデミズム美術であることは間違いありません。しかしロマネスクの建築には、それとは違ったモダニズムにつながるシンプルな美しさがあり、ロマネスクの彫刻や絵画には、それ以降のヨーロッパ美術とは全く違った素朴な、ときには飄逸な魅力が溢れています。こうした魅力は、古典美術に束縛されたヨーロッパ人よりも、日本人により受けいれられるはず、という池田さんの主張は多くの聴衆の心をとらえました。僕自身もこれまで、イタリアというとルネッサンス、バロックだという観念にとらわれすぎていたのではないかと反省しました。これからはロマネスク芸術の魅力もぜひ味わってみたいと思います。なお池田さんは来年3月から4月にかけて「リグリア・ロンバルディア、ロマネスクの旅」というツアーを企画されているそうです。ご興味のある方は毎日新聞旅行社03-3213-4760にお問い合わせ下さい。(橋都)

古楽とその展開-イタリアを中心に(概要)

第364回例会

・日時:2010年9月21日(火)19:00-21:00

・講師:辻 康介 古楽研究家・歌手

・演題:古楽とその展開-イタリアを中心に

・場所:東京文化会館4階大会議室

 

 イタリア研究会第364回例会が開かれました。講師は古楽研究家で歌手でもある辻康介さん。今年の夏のパーティーにも参加して、楽しい歌を聴かせてくれましたので、ご存じの方も多いのではないかと思います。演題は辻さんらしく“辻音楽史”と銘打って「古楽とその展開-イタリアを中心に」でした。副題が“CDを聴きながら時空を行き来するDJ音楽史講座”です。その副題のとおり、辻さんはグレゴリオ聖歌から始まる古楽のさまざまな演奏をCDでたどりながら、古楽と呼ばれる音楽分野の演奏家たちが、いわゆるクラシック音楽、ポップス、ジャズ、民族音楽とお互いに影響を与えつつ、今日に至った道筋を鮮やかに示してくれました。多くの方にとっては始めて聴く音楽ばかりだったと思いますが、実に新鮮で、古楽というものに新しく眼を、いや耳を開かされた方も多かったのではないかと思います。大量のCDを担いで、講演に駆けつけて下さった辻さん、どうもありがとうございました。

(橋都)

カポディモンテ美術館展をたのしむ-16・17世紀のローマとナポリの美術(概要)

第363回例会

・日時:2010年8月24日(火)19:00~21:00

・講師:渡辺 晋輔 国立西洋美術館主任研究員

・演題:カポディモンテ美術館展をたのしむ-16・17世紀のローマとナポリの美術

・場所:南青山会館2階会議室


演題は「カポディモンテ美術館展を楽しむ-16・17世紀のローマとナポリの美術」。講師はこの展覧会を企画された国立西洋美術館主任研究員の渡辺晋輔さんです。渡辺さんはこの展覧会に出品されている作品を中心として、イタリア美術がいかにしてルネッサンスからマニエリスムそしてバロックへと変貌を遂げたかを分かりやすく解説して下さいました。そしてナポリにおける絵画が、カラヴァッジョ、アンニーバレ・カラッチという2人の偉大な画家の影響を受けて、独自のスタイルを生み出すに至るダイナミックな歴史を、ナポリの政治的、宗教的な特殊性と重ねて描き出してくださいました。展覧会をすでにご覧になった方にも、これからご覧になる方にも大変参考になった講演であったと思います。渡辺さんどうもありがとうございました。(橋都)

地獄の底のジャンニ・スキッキ(概要)

第362回例会

・日時:2010年7月27日(火)19:00~21:00

・講師:白崎容子氏(慶大文学部教授)

・演題:「地獄の底のジャンニ・スキッキ」

・場所:南青山会館2階会議室


「ジャンニ・スキッキ」はご存じのようにプッチーニ唯一の喜劇オペラです。そのお話の元はダンテの「神曲・地獄篇」にあるのですが、じつはその中で、ジャンニ・スキッキに触れられているのは,わずか数行に過ぎません。それを台本作家のフォルツァーノとプッチーニはいかに歌劇に仕立て上げたのか。そこにはダンテのほぼ同時代人の、ある注釈者による注解の存在と、台本作家の想像力との化学反応があるのです。白崎先生はオペラのDVD、「神曲」の多くの画家による挿画を駆使しながら、「神曲」の地獄の構造、そのどこにジャンニ・スキッキが居るのかまでを、くわしくまた楽しくお話ししてくださいました。オペラ「ジャンニ・スキッキ」と「神曲」に対して、新しく眼を開かれた聴衆も多かったのではないかと思います。白崎先生ありがとうございました。 (橋都

イタリア語の辞書と文法書の歴史:初期の著作を中心に(概要)

第361回例会

・日時:2010年6月30日(水)19:00-21:00

・場所:東京文化会館4階大会議室

・講師:長神 悟 東京大学文学部教授


 第361回イタリア研究会例会が行われました。講師は東京大学南欧文学科教授・長神悟先生、演題名は「イタリア語の辞書と文法書の歴史:初期の著作を中心に」でした。大変格調の高い、一般にはややなじみの薄い内容で心配しましたが、たいへん大勢の聴衆が集まりました。長神先生は、辞書の中では「クルスカ学会辞典」を、文法書の中ではアルベルティの「トスカーナ語文法」とベンボの「俗語談論」とを中心として、これらの作品の内容と意義とを分かりやすく話して下さいました。またなぜトスカーナ語が標準イタリア語としての地位を確立したかの理由について先生は、ダンテ、ペトラルカ、ボッカッチオという3大作家が居たということの他に、トスカーナ語が語彙、文法の上で、ラテン語からの偏倚が少ないことを挙げられ、これには多くの方がなるほどと納得されたのではないでしょうか。

(橋都)

イタリア演劇と日伊の演劇交流(概要)

第360回例会

・日時:2010年6月7日月曜日19:00-21:00

・演題:イタリア演劇と日伊の演劇交流

・講師:高田 和文 静岡文化芸術大学教授

・会場:東京文化会館4階大会議室(上野)


 イタリア研究会第360回例会が開かれました。講師は在ローマ日本文化会館館長の大任を果たして帰国されたばかりの高田和文先生(静岡文化芸術大学教授)です。演題名は「イタリア演劇と日伊の演劇交流」です。先生はローマ在住の間に数多くのイタリア演劇を観劇され,その経験に基づいてイタリア演劇を1.古典演劇、2.翻訳劇、3.現代演劇、前衛演劇に分け、それぞれの例を挙げながら話をされました。たくさんのステージを実際にご覧になった先生のお話は、イタリア演劇の今を生き生きと描くものでした。イタリアのファン、イコール、オペラ・ファンという傾向が強く、イタリアで実際に演劇をご覧になった経験のある方は少ないのではないかと思いますが、昨日の高田先生のお話を聞いて、ちょっと劇場も覗いてみようか、と思われた方も多かったのではないかと思います。  (橋都)

ローマ水道が世界帝国を作った。そして江戸は?(概要)

第359回例会

・日時:2010年4月23日(金)19:00-21:00

・演題:水道が語る古代ローマ繁栄史<ローマ水道が世界帝国を作った。そして江戸は?>

・講師:中川 良隆 東洋大学理工学部教授

・会場:南青山会館2階会議室


 ローマには立派な水道があったことはどなたもご存じでしょうが、それがどのようにして作られ、運営されていたかについてはほとんどの方はご存じないのではないでしょうか。中川さんはローマ水道の技術的な側面から、その管理に当たった人間の人間性まで含めて、くわしく語って下さいました。そしてその建設、管理の根本に、上水道としては表層水ではなく湧水を使うべきであるという信念、そして娯楽をも含めた市民の生活環境を整えることによって、帝国の繁栄がもたらされるという信念があった事を示されました。そしてそれが属州の植民都市にまでもたらされた事によって、広大な帝国を長期間維持することが可能になったと述べられ、現代日本にもその理念を敷衍することができることを示されて、聴衆に感動を与えました。

 講演後には技術的問題から、実際の問題に至るまで質問が続出し、イタ研らしい賑やかな会となりました。中川さんありがとうございました。(橋都)

「街並みの美学」再考―イタリアにおける近代都市の形成過程をめぐって(概要)

第358回例会

・日時:2010年3月30日(火)19:00-21:00

・講師:柴野 均 信州大学人文学部

・演題:「街並みの美学」再考―イタリアにおける近代都市の形成過程をめぐって

・会場:東京文化会館4階大会議室


 これまでイタリア都市の町並みの美学というと、厳格な規制によって保存されたいわゆるチェントロ(旧市街)の景観だけが問題とされてきました。しかし実際には多くのイタリアの諸都市も鉄道の開通を契機として、19世紀に大規模な都市改造が行われています。柴野先生はその実例をローマ、ミラノのような大都市、アレッツォ、フェッラーラ、ピサのような中小都市を実例として示され、とくに人口集中と不潔さで悪名高かったナポリの都市改造を多くの画像を提示しながら説明されました。そしてイタリアの多くの都市も駅周辺あるいは新市街では、19世紀スタイルの建物が建ち並んで、画像だけではどの都市であるかが分からないほど、画一的な姿になっていることを示されました。たしかに町並みの美学という場合に、保存という観点も重要ですが、人の住んでいる街である以上、ダイナミックな変化を免れることはできず、その観点からの分析が必要であることが良く理解できた講演でした。(橋都)

イタリア郷土料理探訪記(概要)

第357回例会

日時:2010年2月28日(日) 14:00-16:00

講師:橋本 直樹 フィオレンツァ・シェフ

演題:イタリア郷土料理探訪記

会場:南青山会館2階会議室


 講師はリストランテ・「フィオレンツァ」のシェフで(株)カルぺディエムの社長も兼ねておられる橋本直樹氏、演題は「イタリア郷土料理探訪記」。評判の高い講師の魅力的な演題とあって休日にも拘わらず参加者は約60名とほぼ満席の大変な盛況振りでした。午後2時から約2時間半、食材とその生産者、食堂とそのオーナー、料理、土地の風景や歴史など数百枚(?)のスライドを駆使され、時にユーモアを交えての淀みのないご講演は正に「プロの真髄」の迫力に満ちたもので聴衆はすっかり魅了され、時の経つのを忘れました。

<ご講演の要旨> 

フランス料理に10年間携わった後イタリア料理に転向、今年で18年目となる。イタリア料理を手掛けて見ると、「長年のフランス料理の流れでどうしても味付けが濃くなり勝ち」、「自分の内部に潜在している”日本のおふくろの味”にも影響される」、「総じて日本のイタリア料理は日本人の好みに合わせる形にmodifyされている」などの点を強く意識させられたので、「この際イタリアに行き、徹底的に”イタリア料理の源流”を究めることに拠り(謂わば”イタリア郷土料理原理主義”)、自分に潜在している”日本のおふくろの味”に逆らい、”イタリアのおふくろの味”を自らに沁み込ませよう」と決意、これを実行に移した。2003年に渡伊、フィレンツエを根拠地として13ヶ月間、全土の郷土料理を探訪した。その後もほぼ毎年、20日間~1ヶ月程度各地の郷土料理探訪を継続している。これら全てを本日紹介することは到底不可能なので、今回は2007年に旅したイタリア中部編(トスカーナ、ウンブリア、ラツィオ)についてお話したい。(この後、北はリグーリアとの州境から南はローマの近くまで、険しい山間の小村落を含む多数の町や村についての郷土の食材・料理の探訪記を披露された。本報告でこれを網羅することは困難なので、詳細は今月中にもイタリア研究会ホームページに掲載される例会報告に譲ることとして、本報告者としては以下ほんの「さわり」をご紹介するだけに止めたい)。 

1.ポントレーモリ

 山岳地帯にある州境の町(州境には独特の食文化がある)。ラ・スぺツィアに近い。チンクェテッレから山道を辿る。ここで見出したのが独特のパスタ・「テスタローリ」。むっちりとしていて断面を見 ると縦に気泡が走り、銅鑼焼きの皮の感触にも似ている。山向こうの栗栽培をしている人たちが栗を焼いた後の余熱を利用して作っている。トラットリア・ダ・ブッセ(食堂)では「テスタローリ+オリーブオイル+大蒜+松の実」のパスタ料理が美味で、店の主人はテスタローリはイタリア最古の生パスタ、郷土の誇りと自慢していた。この町にはもう1軒食堂がある。

2.ゼーリ 

 ポントレーモリ近くの村。名物は乳のみの子羊。生まれて間もなく未だ草を食んでいないもの。民衆に代わって磔になったキリストを偲び食するとのこと。筋がなくとろけるような素晴らしい味で「羊独特の癖」とは全く無縁。彼らはこれをミディアムではなくて最後迄焼いて食べる。またここからニ山ほど越すと一帯は全て栗の木の林。この地域では嘗ては栗粉が主食で、これでスープ、パン、フリッテッレなどを作っていた。栗粉のパンはグルテンがないのでボソボソして美味しくない上値段も高いので不人気(リコッタチーズ+はちみつには合う)。現在栗粉パンの工房は一軒のみでここから更に山奥の人口数十人の村にあり、ここも訪問した。若い職人が一人真剣そのもので取り組んでいたが、彼も近い内転職する積りと言っていた。

3.コロンナータ イルポッジョ(カッラーラ近く)

 ここの名産はラルデリーヤ(豚の背油-ラルド-の塩漬け)。背油に岩塩、大蒜、ローズマリー、クローブなどを 入れて数ヶ月から1年漬け込む(型は大理石の入れ物)。出来上がったものを極薄に切り、塩気の無いトスカーナのパンに載せて食べる、これは最高に美味しい。ここは縞模様のない大理石の産地で嘗てはミケランジェロも住んでいたところ。昔は石切の労働者も多数いて、コロンナータのラルドは肉体労働に明け暮れるこの人たちのエネルギー源でもあった。

ご講演後の二次会は何時もの「ラ・ボエーム」で。約20名が参加、シェフを交えて活発なイタリア料理談義が続きました。(猪瀬)

マグダラのマリアとは何者か?(概要)

第356回例会

日時:2010年1月22日(金) 19:00-21:00

講師:岡田 温司 京都大学大学院人間・環境学研究科教授

演題:マグダラのマリアとは何者か?

会場:東京文化会館4階大会議室


マグダラのマリアという女性は、じつは福音書には1ヶ所しか登場しません。しかもその記載の内容が微妙に異なっており、初期キリスト教団における女性信者に対する教団内の葛藤が現れているというお話しから講演は始まりました。そして教皇グレゴリウスによって意図的に他の二人の女性と合体させられて、現在に続くマグダラのマリア像が成立したこと、そして反宗教改革運動において、彼女がヒロインになって行く様子を先生は、歴史的、社会学的に考察しながら、多くの画像によって示されました。先生の広範で深い学識によって支えられたお話しは聴衆に感動を与え、講演後にはさまざまな質問が続出しました。この質問はその後に開かれた懇親会の場にまで引き継がれ、夜遅くまで美術史談義が続きました。岡田先生どうもありがとうございました。 (橋都)